こどもの日

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それは大型連休中の「こどもの日」のことでした。

二十歳前後の女の子と男の子を連れたお父さんとお母さん
という四人の家族がおみえになりました。

「セット」を4つ というご注文を戴きました。

丁度私が今月のセットのメインである「ラタトゥイユ」を
せっせと作っているところで、あと少し煮込むという段階に
辿り着いたところでした。

あと10分は煮込みたいところでしたので、少し時間を戴きたい
ということを申し上げると「いいですよ、少しゆっくりさせて
戴こうと思って来ましたので、どうぞゆっくりご準備下さい」
とお母さんがにこやかに仰いました。

4人分のセットを一人で作るのは結構大変なのですが、
ゆっくりしたい という言葉に救われ、私のペースで
仕事をさせて戴きました。

最後のデザートまでゆっくりと愉しんで戴いた後
お会計の時、私と同年代のお母さんがこう仰いました。

  ずっと昔、友人にここへ連れて来てもらいました。
  でもその頃はまだ子供が小さく、子育てに懸命な時期でした。
  いつか子供が大きくなった時、家族でここへ来たいとずっと思い続け
  そして今日「こどもの日」なので、子供たちの希望するところへ
  連れて行こうと思い「どこに行きたい?!」と訊いたら
  「静かなところで、ゆっくりのんびりしたい」と言われ、
  「そうだ!!吹野へ行こう!!!」と思い立ち連れて来ました。
  やっと来られました!!
 
   本当にゆっくりさせて戴きました。

  凄く美味しかったし、お店の雰囲気も気に入ったみたいで、
  娘は今度は一人で来たい!! と言っています(笑)

と仰り、娘さんは少し店内を奥の方まで観てお帰りになりました。

娘さんがまたいつか、ひとりで来て下さり、またそのあと
お友達を誘って来て下さるリピーターになって下さると嬉しいですね。

この頃賑やかな場所を好む子供たちが多い中「静かなところ」を
望んでくれる子供たちがいるということがとても嬉しかったですね(^^)

そのご家族がお帰りになった後も、その日は同じような年代の親子さんが
多く、連休中で「一番忙しい日」になりました。

皆さんはどんな連休を過ごされましたか?!

 

 

笑う猫

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久しぶりの更新です!!

気付けば四月も終わりに近づき大型連休に突入しているではありりませんか!!

月日の経つのは何と早いものです!!!

今日のご報告は先日行ってきました「与勇輝さんの人形展」

今にも声を発し、動き出しそうな子供たちの仕草や表情に
ひとつひとつ釘づけになりながらガラスケースを覗き込ました。

時々ガラスケースに顔を近づけすぎてついたであろうと思われる
硝子の汚れを見つけては、クスッと笑ってしまうこともしばしばでした。

昭和の情景を満喫した後、ぶらぶらと街を散策していると
どこからか楽しくてたまらないというような笑い声が聞こえてきました。

その声の主は、なんと、猫 でした!!

ぬいぐるみの猫が笑いながら転げまわっているのです!!

その様子があまりにも可笑しくて、ついついつられてこちらも笑ってしまいます。
もちろん笑い声は録音されたもので、背中を触ると反応して笑い出すのですが、
その笑い方が半端なく可笑しくて堪らないというような声で凄いんです!!

そのメイドインチャイナの猫・・・購入しちゃいました(笑)

今では背中を触れるだけではなくお腹やシッポに触っても笑います。

時には私たちの笑い声に反応して、触らなくても笑い出したりします。

まだ我が家に来て間もないのに既にアイドルの座に君臨しており、
「アンディ」と名づけました。

与勇輝さんの人形の中のイケメンの男の子の名前を拝借しました。

当分アンディのお蔭で我が家は笑いの絶えない家になりそうです(^^)V

 

「まいにちまいにち」

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私たちは、日々の生活の中で
毎日毎日同じことを繰り返している・・・

そんなことを ふと 思うことがありませんか?!

今年1月に開催した『書で遊ぼ!!』展に
ひらがなで「まいにちまいにち」と書かれた作品がありました。

それは丁度私の目の前に飾られていたこともあり
その開催期間中、私はその文字を「まいにちまいにち」眺めていました。

それが今もずっと目に浮かぶのです・・・

「まいにちまいにち」は、横長の半紙左上から まい と、
縦に書かれた後徐々に右へ横書きに変換していました。

にち から続く文字は少し間隔が狭まり重なって
読みづらいところもあり、
何と書いてあるのか読めず聞く人も多かった作品でした。

「まいにちまいにち」ご飯を作る

「まいにちまいにち」洗濯をする

「まいにちまいにち」掃除をする

「まいにちまいにち」仕事に行く

「まいにちまいにち」学校に通う

「まいにちまいにち」介護をする

私たちの日常の中で繰り返される「まいにち」はまだまだ沢山あります。

この文字を書いた方は私と同年代の男性です。
この方にとっての「まいにち」は「リハビリ」だったのではないでしょうか
「まいにちまいにち」は口癖だったそうです。

まだ若かりし働き盛りの時、仕事現場の事故で
ある日突然、体の自由を奪われてしまわれたのでした。

それからの何十年を支え続けて来られたのが奥様でした。

奥様は展示会の開催中殆ど毎日のようにいらしていました。
その時話して下さったことを、ここに綴っています。

とても小柄なその奥様の、どこにそんな底力があるのかと、
驚きながらお話を伺いましたが、
3人の子供を育てながら懸命にご主人の介護を続けられ、
そして子供が巣立った後、ご主人を車椅子に乗せ車を運転し
日本一周の旅に出たと仰るのです!!

それはまだご主人が事故に合われる前の夫婦の約束だったそうです。
「定年退職したら二人で日本を一周しようね!!」と・・・

その約束をずっと忘れないでいた奥様は、迷わずそれを決行されたのです。

それはそれは大変な旅だったと思います。
でも奥様は大変だったとは、ひと言も仰いませんでした。

ただ行く先々の観光施設のすべてに車椅子で入れるというわけではなく
一番設備が整っているのが「美術館」だったそうです。

「お蔭で全国の美術館を巡ることが出来ました」と笑いながら
その美術館巡りが今役に立っている、と仰るのはご主人の「書」の
表装を全部奥様が担当していらっしゃるからです。

「まいにちまいにち」には、電車の切り抜きが施されていました。
電車も「まいにちまいにち」走っている・・・という発想からだとか(笑)

「ビートルズがすきだぞ」 には雑誌の写真をコピーしたカラフルな
その文字にぴったりの配色が施されており、「竹」も「たいよう」も
それぞれに、その文字を引き立たせる表装が施されていました。

事故直後、もうご主人の意識は戻らないかもしれない・・・
とお医者様から告げられたと伺いました。
が、ここまで快復され、筆を持つことが出来るようになられたのは
偏に奥様の献身的な介護と祈り があったからなのではないだろうか・・・

私も「まいにちまいにち」珈琲を淹れ、ケーキを作り
掃除をして花を飾り、「まいにちまいにち」を繰り返している、
だからあの「まいにちまいにち」の文字を日々思い浮かべるのではないだろうか

自分を励ますために(笑)・・・

そして今日も心の中で呟く・・・「まいにちまいにち」と・・・

「まいにちまいにち」ただひたすら 皆様のお越しをお待ちしています。

 

 

福平商店

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「この頃マッチが手に入らなくて困ってるの・・・」とお客様が呟く。

以前「自宅より吹野の方が落ち着く・・・」と仰ると紹介した
大山の麓から週一回の通院の度毎においで下さる初老のご婦人です。

『マッチ』ならホームセンターで手に入ります。が、このご婦人は
車の運転をなさらないので、いつもバスで米子へいらっしゃいます。

少し前までは吹野の近くに何でも揃うスーパーがあり、そこで
ちょっとした日用品も買っておられたのですが今はそれも無くなり、
とても不便になったと聞き及んでいました。

帰りのバスをホームセンターの近くで途中下車してしまえば、また
次のバスまで2時間も待たねばなりません。

ふと、吹野の近所にある福平商店を思いつきました!!

「ちょっと待ってくださいね、近所で手に入るかもしれませんから」と
言い残し私は福平商店へ駆け込み「あの・・・『マッチ』なんてあります?!」
と恐る恐る訊ねると・・・
「はい!! ありますよ」と得意気に奥の棚を指さされました。
その棚には昔懐かしい徳用マッチが並んでいました。

さすが 福平商店!!  頼りになるなぁ~

めでたくそのご婦人に『マッチ』を手渡すことが出来たのでした。

近所にこういうお店があると大変助かります。

福平商店は私が物心ついたころから、ずっとそこにあります。
先日、マッチのお礼に行った時、ここはいつ頃からあるの?と訊ねると
当たり前のように「創業80年!!」という返事が返って来ました。

子供の頃もよくお遣いに行きましたが、今でも便利に利用させてもらっています。

野菜や果物、調味料や乾物、各種お菓子、あらゆる日用日品、生花、鉢花などなど
ありとあらゆる物が揃っています。

近所の大手スーパーが不便になったので、こちらが余計に便利に感じられ
私たち近くに住む者は大変助かっています。

この頃、吹野で珈琲を飲んだ帰りにここを利用する人が増えました。
先日も友人がこんな報告をしてくれました。

「この間買い物をしたら焼き芋を下さったの!! で次に行った時、
 この間は美味しかったですとお礼を言ったら、また下さったの!!
 今日はふたつ戴いたからひとつあげる!!」と・・・

お裾分けを頂戴しました!! (笑)

皆さんも、一度お立ち寄りになってみて下さい。
今は「江角商店」と呼ぶ方も・・・

昔懐かしい何でも揃う町のお店屋さんです。

「ね」

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先月末、一週間開催した「書で遊ぼ!!」は
新聞やケーブルテレビで紹介戴いたり好天にも恵まれたお蔭で
沢山の方にお越し戴き大変な賑わいとなりました。

その時飾られていた19歳の男の子あきちゃんが書いた
「ね」という一文字が皆さんの目を引きました。

あるひとは「猫がのびをしているみたい!!」と云い
またあるひとは「ネズミがちょろちょろ動き回っているみたい!!」と云い
「大地にしっかりと根を張る大きな木の根っ子みたいに見える!!」と仰り
「子供がお母さんに話しかけて、あのね って言ってるみたい!!」
と、ひらがなの、たった一文字の「ね」が、こんなにも人々の想像力を
掻き立てるものかと驚かされました。

あきちゃんは数年前、書道教室に通うお母さんに連れられやって来ました。
が、いつもお母さんが書いている間、部屋の隅に蹲りじっと待っているだけでした。
お母さんも先生も書いて欲しいと望んでいましたが無理強いはしないで、
本人が書きたいと思ってくれる日をじっと待ちました。
そして長い長い年月が過ぎたある日あきちゃんはすっと筆を持ち
この「ね」を書いたのでした。

お母さんには失敗作にみえたこの書を先生は『傑作』と大喜びしました。

その一文字がこんなにも人々の心に響いたのです。

展示会にお母さんに連れられあきちゃんも来てくれました。
マスクで顔は見えませんでしたが、背の高いカッコイイ男の子でした!!

 

ご来場下さった方々に一言コメントを戴ければと
置いていたノートには、思いがけなく沢山の心温まるひとことを
書き残して戴きました。

それを少しご紹介したいと思います。

  Yさん
   穏やかな時がゆったりと流れていますね
   いい香りの珈琲に思わずほっとします

   すてきな作品の中で幸せとは何か?との
   問の答えが返って来ます

   ありがとうございました

  Mさん
   米子弁も各々の文字になり あたたかいですね
   たくさんの色とりどりの花が咲いて すてきでした
                  ありがとうございました


  Kさん夫妻
   今日は心揺さぶられる作品を見せて頂いて
   よい時間を過ごしました
   「ね」はいつまで見ていても飽きない作品でした

  Oさん
   暖かな「光」を感じました
   優しい気持ちになれます
   この場所に呼んで下さって感謝致します
   ありがとうございます

  Kくん
   知っている方の作品が飾ってあると聞きお邪魔しました
   素敵に飾ってあってよかったですね
   お店も初めて来ましたが落ち着いた雰囲気で
   照明もステキで良かったです
   コーヒーも美味しく頂きました ありがとうございました
   またいつか来たいと思います

  Yさん夫妻
   なつかしい米子弁にぴったりの書で
   ほっこり リラックスさせてもらいました
   書の楽しみ方って色々あるんですね

  Kさんのお母さま
   皆様のおかげで りっぱな作品展に参加させてもらって
   親として本当に感謝しています ありがとうございました


東北の震災復興ソングとしてつくられた「花は咲く」や
米子弁を参加者みんなで一文字ずつ書き、お品書きのように
壁に飾ったのも好評で、その感想も沢山戴いていました。

表装に大奮闘された西村先生のご苦労もこれで報われたかと・・・

素晴らしい展示会の余韻にまだ浸っている今日この頃です。

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