烏兎怱怱(うとそうそう)

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4週間に一度、玄関マットの交換に来るダスキンさん
数年前に作ってくれた吹野のロゴ入りオリジナルマット
私は気に入っているのだが
気付いてくれる人は、あまり無い(笑)

ダスキンの方は、わりと早いサイクルで
担当の人が代わる。
前回から新しい人に代わった。
その人が、このお店はずいぶん古くからありますよね❗
私、ずっと前にこちらへ来たことがあるんです❗
と云われるので、てっきり何年か前の
ダスキンの担当の方だったのだろう
と思ったら、そうではなかった‼

30数年前ここでお見合いをしたと仰るのです‼

昔から当店は静かな雰囲気が好まれるのか
お見合いの場にされることがよくある。

そんな想い出のある場所へ仕事で来ることに
感慨深いものがあったようです❗

因みに、その相手の方とは?と訊ねると
「はい!その人と結婚しまして息子が32才になります!」
と笑顔で応えて下さいました。
それは良かったですね~と、まるで私が縁を結んだような
良い気持ちになりました(笑)

その少し前には宅配便の男の子が配送で来た時に
「僕、子供の頃よく親に連れられてここに来てました」と

長い長い年月が流れ
独身だった男性は妻を娶り父になり
小学生だった少年は
社会人となり仕事で吹野へやって来るように...

いつか...いつか吹野が姿を消した時
「昔、角盤町の片隅に
吹野っていう珈琲屋さんがあってね...懐かしいな~」
なんて、誰かの想い出の中に
ずっと生き続けられたら幸せだな~