いにしえの「音」

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今日(29日)午後4時以降にいらっしゃった方、
どうもスミマセンでした!!

急遽、閉店し、鈴木昭男さんを「妻木晩田(むきばんだ)遺跡」へ
ご案内していました!!

鈴木さんが「さ ね と り」 の旅を始めるべく
紅いママチャリで京丹後市を出発されたのは23日でした。

できることなら、5年前のように「珈琲屋吹野」で
笛の音を聴かせて戴きたかったのですが、
何せママチャリの気まま旅ゆえ、いつご到着になるのか解かりません。

なので、今回は、「弥生の笛を辿る旅」という趣旨でもあることなので、
それならば是非弥生時代の遺跡「妻木晩田」で
笛を奏でて戴きたいと考えました。

なんとか夕日が沈むまでにと車を飛ばし、間に合いました☆

綺麗な夕景に弓浜半島から隠岐の島まではっきり見えて、
素晴らしいロケーションの中、「弥生の笛」と「アナラポス」
を奏でて戴きました☆

それはそれは素晴らしい「音」でした。
きっと弥生時代の人々は、こんな旋律の笛の音を聴いていたに違いない、
と思えるような、古代の旋律でした。

「アナラポス」は、本当に摩訶不思議な楽器です~☆

5年前「珈琲屋吹野」で聴かせて戴いた時も素晴らしかったのですが、
また違ったスケールの大きな「音」が響きました。
野外という効果なのだと思いますが、
米子じゅうは言うに及ばず、弓浜半島の向こうまで包み込むような
何ともいえない響きを奏でていました。
5年前と同じように、今回も二つの筒の一つを持たせて戴くという
光栄に預かったのですが、その手にもビンピンと伝わって来るものがあるのです☆

奏でる『音」の旋律は、鈴木さんが作るのではなく、
何かが舞い降り、ずっと前からそうしていたように
自然に音を紡いでいくのだと鈴木さんはさり気なく仰います。

その地に立つと、自然に旋律が出て来るのだそうです!
当然何も音が出てこない時もあるそうです!!

時空を越えて、いにしえの時へ誘(いざな)われる
とても貴重な体験をさせて戴きました☆♪☆

丹後から山口県の下関までの日本海側のラインに
沢山の弥生の笛が出土しているのだそうです。
これから更に西へとその笛を辿る旅を
ママチャリで続けようとしていらっしゃる鈴木さんです。

腰には、丹後町の皆様から出発前に戴いたというお守りが
た~くさんぶら下がっていました。
みなさんが旅の無事を祈って贈って下さったものだそうです。

鈴木さんがみなさんにどれ程愛されているか窺えます☆

私もその中の一人として、旅の無事を祈って止みません☆☆

沢山の人に支えられ、そして沢山の人と出会う旅が
どうか素晴らしい「想い出」の旅になりますように・・・

「弥生」という名前でよかった~と思えた日・・・でした(笑い)

「咲」

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先日、懐かしい人がご来店下さいました。

二人連れのひとりが中学校の時の同級生の女子でした!
10年くらい前の同窓会以来・・・だと思います。

一緒にいらっしゃった女性は、時々お出でくださる方で、
その方が、私の同級生のことを
「あんまり顔は似ていないんですが、実の姉です~(笑い)」
と言われた時は、本当に驚きました!!
姉妹と言われても、まだ信じられない程、似ていないお二人でした(笑い)

そしてお帰りの祭、レジ横の柱に飾っている「相田みつお」さんの書に目を止め、
「もし良かったら、知人の書をお店に飾ってもらえないかな~」と言われました。

それがひと月くらい前のことだったと思います。

もう忘れかけていた頃、彼女がその「書」を持ってやって来ました。

和紙の葉書に一文字を墨で書いたものが数十枚と、
タペストリーになったものが2点 でした。

「どう~?!飾ってもらえるかな~?!」と不安げに覗き込む女史・・・

私には、書の批評を出来るような知識はありませんが、
個人的な好みとして、「これいいね~☆」と言える作品が何点かありました。

一枚一枚を手に取り、じっくりと観ている私に女史が
「この書、どんな人が書いてると思う?!」と質問しました。

最初に私が感じた事を正直に口にすれば、
「なにか障害を持った人・・・?!・・・」でしたが、
もしも・・・もしも違っていたら、大変失礼なこと・・・と思い、
その言葉を呑み込み「まだ若い女性・・・?!・・・かな?!」
と明るく応えると、
「う~ん、30代の女性なんだけど・・・ちょっと障害がある人なの・・・」と。

やはり・・・そうでした。

その障害は、「癲癇」でした。

「癲癇」を広辞苑で引いてみると

『発作的に痙攣、意識喪失などの症状を現す疾患。
 脳に外傷、腫瘍などがあって起こる症候性のもの、原因の明らかでない
 真性癲癇とがある。
 後者は、しばしば特有の痴呆などの精神症状を伴う。』

とありました。

女史から聴いた話の限りでは、彼女は「後者」の症状のようでした。
私もこれまで「癲癇」という病の存在は知っていましたが、
実際にそういう知人もいませんし、そういう発作を見たこともありません。
名前は知っていても、現実にどういう病気なのか、
知らない事って、たくさんあるんだな~と
改めて「生きる」ということの大変さを思い知らされた気がしました。

女史もまだ、今まで一度も自分の目の前で
彼女がそういう症状を起こしたところを見た事が無いと言っていました。

ただ、その発作を起こして倒れる度に、たくさんの脳細胞を失うのだそうです。
発作が起こる度に、物凄い数の脳細胞が失ってしまう。

言葉にすると、とても淡々としていますが、
実はとても恐ろしいことが起きているのです。

30代の彼女が、今までに何回発作を起こしたのかは知りません。

その彼女がひと筆ひと筆運んで書いた「書」です。
少しでも、彼女の自立支援になれば・・・と
タペストリー2作を預かり、店内に飾らせて戴いています。

誰かに観て貰えるだけでも、ご本心の「励み」になるそうです。

ご来店の際は、是非、彼女の作品をご覧戴きたいと思います。

私個人的には「咲」という文字が、気に入っています☆


 

「坂の上の雲」

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「坂の上の雲」がドラマになったらしいですね~
と嬉しそうに仰ったのは、毎朝ご登場の老師☆

私も、とっても愉しみにしているのです~☆
司馬遼太郎ファンにはタマラナイ年末の贈りものだと思います。

NHKが3年もかけて製作したというから、期待できる仕上がりかと
益々期待が高まります~♪

秋山好古と真之兄弟と、正岡子規の三人が
四国松山で青春を過ごし、「明治」という時代を生きた物語です。

正岡子規を演じる俳優、香川照之さんの風貌が、
あまりにもご本心そっくりで驚いてしまいます。

お相撲と民謡くらいしかテレビをご覧にならない老師も
愉しみにしていらっしゃる「坂の上の雲」

みなさんも是非ご覧になってみて下さい。

初回は11月29日 日曜日 夜8時からです!!

32年振り?!

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私が若かりし頃は、男子バレーはオリンピックの花形でした~☆ 

「ミュンヘンへの道」なんていう番組が毎週放送されていたくらいです!!
 (因みに私は横田選手のファンでありました♪♪)

ところがこのところ、ず~っと低迷・・・
今回のグラチャンも、私の予想では、
もしかしたら女子はなんとかメダルに手が届くかもしれぬが、
男子は到底無理だろう・・・と思っていました。

その女子が、あともう少し・・・というところで
メダルに届かず、ガックリ・・・

ところが、到底無理!などと始まる前から諦めていた男子が、
なんとなんと、ヨーロッパチャンピオンのポーランドを破り、
エジプトにも、あれよあれよという間に勝ち、
とうとう昨夜はイランにも5セットにまで粘り、勝利してしまいました!!

到底無理!・・・などと暴言を吐き、大変失礼致しました~☆

もしかしたら・・・メダルに手が届く位置に来てしまっています~☆

表彰台に上がるのは、なんと32年ぶり!!となるそうです~☆

平均身長2メートル・・・などというのが当たり前の時代
日本の選手も、結構良い体格をしているのに、
世界と並ぶと小さく見えます。
そんな中で、本当に身体の中にどんな「バネ」を仕込んでいるの?!
と驚かされるようなジャンプをし、弾丸のようなスパイクを
相手コートに叩きつけて、飛び跳ねています!!

ここまで来たら是非、どの色でもいいから
「メダル」を手にして欲しいものです☆

  ♪ガンバレ ニッポン♪

 

女の魅力?!

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先日お客様のKさんとお話をしている時、
近所にエステサロンが出来たということから「エステ」の話になりました。

全身のエステ・・・なんて気持ち良さそうだけれど、
残念ながら私は「美顔」さえ一度も経験が無く、
一度くらいは試してみたいな~なんて言いますと、Kさんが、
「私、実は一度だけ経験したことがあるんですけど、
結局最後に、いろいろな化粧品や美顔器を勧められるんですよ~
最終目的はそれなんだな~って気付いてからは行ってません(笑い)」
と、少しがっかり!!な話を聞かせてくれました。

時代の流れというのでしょうか・・・
かつては「エステサロン」というのは、
大きなメイン通りから一つ入った路地にひっそりとあったそうです。
そこへ入るところを他人に見られたくない・・・
こっそり行きたい場所だったのだそうです。

ところが今は、堂々と行く時代になり、
メイン通りに大きな看板を掲げて営業しているのだそうです。

美しくなりたい・・・という女性の願望を擽るのでしょうね~♪

そんな話をしながら、私は、いつか観た雑誌のキャッチコピーで
「面白いな~☆」と記憶に留めていた言葉を思い出していました・・・

  
   『エステ 一時間五千円
    高野山への癒し旅 一日四千円
    
        知性で磨け 女の魅力』  <南海電鉄>