「よなごの宝」

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市民が選んだ「よなごの宝 八十八」
という本が2010年 春 に発行されたことを
ご存知の方もいらっしゃるかと思います。

縁あってその本を吹野で販売させて戴いております(^^)

 

  守りたい・・・伝えたい・・・活かしたい・・・
 『この土地には、人知れず息づいている宝や、いつの間にか
  忘れ去られようとしている宝が数多くあるのではないだろうか?』

そんな素朴な思いから「よなごの宝88選」事業が始まったのだそうです。
そして2007年に同じ思いの有志が集まり、市民から寄せられた多くの
情報をもとに、現地に足を運び、近所の人に伝承を尋ね、資料をひも解き
ながら、一冊の冊子にまめられたもの とのこと。

「八十八」は米子の米の字にちなんでのことだそうです。
(米という字を分解すると八十八となります)

米子に生まれ、米子で育った私にも、知らない「米子」が
たくさんあることに驚きました(^^)

子供の頃通った近所のお風呂屋さんのことを、
親が言うのを真似て「ゆうがさん」と言っていました。
それが、「瑜伽堂」という地元の人の信仰を集めていたお堂に
ちなんで、「ゆがさん」と呼ばれていたのだと、この歳になって
初めて知りました。

いつも何気なく通っていた、あそこの近くに、こんな由緒ある
建物が存在していたんだ~☆ などと思ったりもしながら
愉しめる一冊でした。

そして、紹介される「宝」は87箇所で終わっています。
88頁目は空白になっていて、こう綴られています。

『ここにはあなたの宝を入れて下さい。
 これで「よなごの八十八選」が完成します。』と・・・

ちょっと粋な締め方だと思いませんか~(^^)☆

是非皆様の、自分の大切な場所を最後の頁に
載せてみて戴けたらと思います。

私の宝の場所は勿論、自分が生まれ育った家でもある
角盤町一丁目一六六番地に所在する「珈琲屋吹野」です(^^)v