
秋日和 起きていたいと 思えども

秋日和 起きていたいと 思えども

緑風に 白く伸びたる 潜望鏡
頼りない苗が光と水をぐいぐい吸収し、たくましく育ち水面を覆うころ
喰餌を求めて白鷺が来る。時折通る車音に白い首を長くのばし警戒する。
大山レークホテルの森
滑らかな 木肌に転写 夏の印
花舞台 左右の袖を ひろげたる
あじさい寺で知られる月照寺
小雨降る あじさい寺の 迎え人

うみねこの 照らされはしゃぐ 天高く
真上に太陽が昇ったころ
防波堤に寝転んで
ウミネコがファインダーに入るまで
ひたすら待ちます。
(日御碕にて)

軒下の 交わす挨拶 すずめ道
「こんにちは、
お宅も
これから昼食ですか。」

(日野川)
白鷺や 今かいまかと 鮎を待つ
6月になると、親鳥に混じって、まだ口ばしの黄色い白鷺が
遡上する鮎を待ちます。

鯉のぼり 眼下に守る 家の男子ら
遠い昔に、父は和紙で作られた
鯉のぼりを庭先に建ててくれた。
弟の時には、鯉のぼりは紙から布に変わっていたが、
勇壮な幟は我が家にはなかった。
近所に、鯉のぼりと武者絵の幟が高々と揚がっているのを
目にすると子供心に羨ましく思ったなぁ・・。